英語で読む ハリーポッターとアズカバンの囚人 第1章-3「揺れる胃袋」

十三歳になったばかりのハリーの胃袋に奇妙な揺れが??・・・。
これはヤバいです、いろんな意味で(;・∀・)

ハリーの胃袋が突然奇妙に揺れた

It was one o’clock in the morning. Harry’s stomach gave a funny jolt. He had been thirteen years old, without realising it, for a whole hour.
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban, P.10

ハリーが深夜に勉強を終えて気づいたら、いつの間にか午前0時を過ぎていて、もう十三歳の誕生日来てたわ~というシーン。

タイトルは stomach gave a funny jolt の部分の訳です。
日本語版ハリポタからあえて引用しましたが、これはどうなんだろ?って気がジワジワしてきますね(笑)。

ってか stomach と jolt の組み合わせはこれまでも出てきてたような気が・・・。
⇒ 『ハリーポッターと秘密の部屋』第17章にありました! 完璧にスルーしてました(汗)

とうとう秘密の部屋にたどりつき、ヘビの柱の間を進んでいくシーンです。

More than once, with a jolt of the stomach, he thought he saw one stir.
Harry Potter and the Chamber of Secrets, P.226

一度ならず、ヘビの目がギロリと動いたような気がして、胃がざわざわした
ハリー・ポッターと秘密の部屋, P.450

やっぱり「胃」だったか。。。これもまとめて最後に片付けちゃいます。

stomach による感情表現

ハリポタでは(というか英語圏では?)stomach を使った感情表現が結構あって、実際の胃袋がどうのという意味ではないようです。

参考:
About “stomach”?

上記からかいつまんで、書き出しますと・・・

  • 胃がどうこうという表現は、ある状況に対する感情的な反応(emotional reaction)を意味する
  • ほとんどの場合、それは不安や恐れ
  • 胃が、lurch(よろめく・飛び出しそうになる)、drop(落ちる・下がる)、writhe(もがく)、jolt(揺れる)、clench(ギュッと締まる)など、いろいろな表現があるが、つまるところ、ハリーが 動揺している/悩んでいる ことを表している

つまり、「ハリーが 動揺している/悩んでいる ことを表している」のだそうです。

funny jolt?

stomach give a funny jolt で「動揺している/悩んでいる」ぽいことはわかりましたが、funny にどんな意味があるのかニュアンスがつかめなかったので、いくつか同じような表現を使っている文章を探してみました。

Tracey Morait 『Abbies’s Rival』

‘I mean how come you’re here? I thought you weren’t coming back from Blackpool until next week!’
‘I wasn’t,’ said Vinnie, ‘but I wanted to see you.’
Abbie’s stomach gave a funny jolt, but she tried to keep calm.
Abbies’s Rival – Tracey Morait

超訳:

「どうしてここにいるの?来週まで帰ってこないんじゃなかった?」
「そうなんだけど、君に会いたかったんだ」
アビーは驚いた/びっくりしたが、落ち着こうとした。

My Last Whisper 『Joanna Mazurkiewicz』

なんだか艶っぽいお話ですが、

‘You still taste absolutely divine,’ he murmurs into my ear. ‘I love you.’
I pull away, staring at him with shock and horror. I widen my eyes, feeling as my stomach does a funny jolt. He can’t love me. No, no, no! It’s too soon;
My Last Whisper- Joanna Mazurkiewicz

超訳:

「君は素敵だよ、愛してる」
私はショックと恐怖を感じて身を引き、驚きで目を丸くした。
彼が私を愛してるだなんて!早すぎるわよ。

まとめると・・・

文脈から察する限り、「予想もしなかったことで、すごくびっくりしてるときに使われてる感じでしょうかねぇ。

というわけで、最初に戻って「ハリーの胃袋が突然奇妙に揺れた」という謎訳をどうにかしてみると、

It was one o’clock in the morning. Harry’s stomach gave a funny jolt. He had been thirteen years old, without realising it, for a whole hour.
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban, P.10

午前1時だった。ハリーはびっくりした。13歳になったというのに、丸1時間も気づいてなかったのだ。(後半の文章は省略)

 

次は、『ハリーポッターと秘密の部屋』。

More than once, with a jolt of the stomach, he thought he saw one stir.
Harry Potter and the Chamber of Secrets, P.226

一度ならず、ヘビの目がギロリと動いたような気がして、ビクッとした

うん、スッキリした気がします(^_^;