18th century gout cartoon.

英語で読む ハリーポッターとアズカバンの囚人 第15章-4「スマートな痛み」

スマートといえば、スマートなイメージしかないですけれども(・_・;

実は “Boy, that really hurts.” のかわりに “Boy, that really smarts.” と言えちゃうなんて、オドロキです(゚o゚;;

マルフォイはホグズミードでの泥投げ事件をいまだに根に持っていた

Malfoy was still smarting about the mud-throwing incident in Hogsmeade and was even more furious that Harry had somehow wormed his way out of punishment.
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban, P. Lines

タイトルは日本語版ハリポタからの引用ですが・・・。

マルフォイはホグズミードでの泥投げ事件をいまだに根に持っていたし、それ以上に、ハリーが処罰を受けずにうまくすり抜けたことで怒り狂っていた。
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人, P.391

smart about が、「根に持つ」??辞書を引いても「うまくやる」「うまく立ち回る」くらいしか出てこないのですけど・・・。

と悩んでいたら、実は自動詞としての smart に「うずく」「ズキズキ痛む」「心が痛む」という意味があるのでした!

そんなの反則だよぉ(;_;)

smart の語源

Old English smeortan (verb); related to German schmerzen ; the adjective is related to the verb, the original sense (late Old English) being ‘causing sharp pain’; from this arose ‘keen, brisk,’ whence the current senses of ‘mentally sharp’ and ‘neat in a brisk, sharp style.’
smart etymology – Google 検索

語源といいつつ、ドイツ語がどうのという箇所はどうでもよかったり(笑)

気になるところだけ抜き出しちゃいますと、要は、もともと smart の意味は「鋭い痛みが生じること」だったと。

そこから「感覚的に鋭い」「きびきびした」という意味を持つようになり、現在の「スマート」な smart になっちゃったみたいですね!

グリフィンドール、相手のチェイサーに不意打ちを食らわせたペナルティー!

Penalty to Gryffindor for an unprovoked attack on their Chaser! Penalty to Slytherin for deliberate damage to their Chaser!’
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban, P.226 Lines 11, 12

タイトルは例によって日本語版ハリポタからの引用ですが、これでは、

グリフィンドールが相手のチェイサーに不意打ちを食らわせたことで、ペナルティを受けた

ことになっちゃいますよね。原文(最初の一文)がいわんとしているのは以下です。

(スリザリンのフリントが)グリフィンドールのチェイサーに不意打ちを食らわせたことで、グリフィンドールにペナルティショットを与える

この場面で penalty を単に「ペナルティ」と訳すのは誤解の元です。

同じような誤解を避けるためか、US版ではこのような改変が。

Penalty shot to Gryffindor for an unprovoked attack on their Chaser! Penalty shot to Slytherin for deliberate damage to their Chaser!”
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban

shot が入っただけですけれど、断然わっかりやっす(´∀`)♪