The Radcliffe Tower in the early nineteenth century

英語で読む ハリーポッターとアズカバンの囚人 第7章-4「ラドクリフ塔のブラック・ドッグ」

ハリポタを読む じゃなくて、『ランカシャーの民間伝承』を読むブログになっちゃってますが(*´д`;)…

前回に引き続き Lancashire Folk-lore から、ラドクリフ塔に取り憑いていたというブラック・ドッグをご紹介。

ラドクリフ塔のブラック・ドッグ

BOGGARTS OR GHOSTS IN OLD HALLS.

There is scarcely an old house, or hall, of any antiquity in Lancashire, that cannot boast of that proud distinction over the houses of yesterday, a ghost or boggart. Radcliffe Tower was haunted by a black dog; perhaps in commemoration of the Fair Ellen of Radcliffe, who, by order of her stepmother, was murdered by the master cook, and cut up small, and of her flesh a venison pasty made for her father’s dinner!
Lancashire Folk-Lore

超訳:

昨日今日建てられたような家とは違い、歴史のある建物には必ずといってよいほど幽霊あるいはボガートが棲みついている。ラドクリフ塔には黒い犬が徘徊しているが、おそらく美女エレンの悲劇と関係があるだろう。エレンは継母の命を受けた料理人により殺害され、切り刻まれて、(エレンを溺愛していた)父親の夕飯のミートパイに供された。

ついこの間、英語で読む ハリーポッターとアズカバンの囚人 第6章-5「グリム」で出てきたばかりの、ブラック・ドッグ。「黒い犬の姿をした不吉な亡霊」という意味でした。ボガートからも巡りめぐってブラック・ドッグにたどり着いてしまいましたけど、結局、ブラック・ドッグはイギリスの民間伝承にはつきものということなんでしょうね。

 

エレンの悲劇については、さらに詳しいストーリーがこちらに。
Radcliffe Tower and the sad tale of Fair Ellen | Lancashire Folk

上記によると、

エレン殺害の理由は継母の嫉妬。夫(エレンの父親)に対しては、エレンは修道院に入ったとウソをついたが、ショックを受けた父親はエレンが戻ってくるまで何も食べるまいと誓った(つまりミートパイは食べなかった)。継母の悪鬼の所業は、一部始終を目撃した皿洗いの少年により暴露され、彼女は夫によって火あぶりにされた。

のだそうです((;゚Д゚))

ラドクリフ塔の今

Radcliffe Tower by Parrot of Doom / CC by SA3.0

ありゃ、タワーの壊れっぷりが19世紀の銅版画と変わらないんじゃね?( ゚д゚)

って、19世紀の銅版画に描かれたラドクリフ塔がすでに崩壊した後のものでした・・・。なんといっても1403年に建てられたものですから。当初は塔が二つあったそうです。

 

In 1781 an artist sketched this picture of Radcliffe Tower, the Great hall and Manor House

ん? 塔が二つあるようには見えないような(笑)

参考:
RADCLIFFE – near Manchester – England