英語で読む ハリーポッターとアズカバンの囚人 第22章「再びふくろう便」

ロンがシリウスからもらった小さなフクロウ、ピッグウィジョン

J.K.Rさんの公式サイトでは Scops owl「コノハズク」だと書かれていたそうです。

参考:
英語で読む ハリーポッターとアズカバンの囚人 第14章-2「コノハズク」

ピーブズは上機嫌で、大笑いしながら、廊下をプカプカ移動中らしい

They tore into a deserted classroom to their left just in time. Peeves seemed to be bouncing along the corridor in tearing spirits, laughing his head off.
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban, P.304 Lines -4 to -2

シリウス・ブラックを助け出したハリーとハーマイオニー。

スネイプとファッジをやり過ごしたと思ったら、ピーブズに第一種接近遭遇( ̄◇ ̄;)

Tearing spirits

tearing は「引き裂くような」「猛烈な」。

あまりぴんと来ないのでも少し調べてみると、俗語辞典に似たような使い方が載ってました。

tearing. Violent; passionate; roistering; rollicking: coll.:1654, Gayton, ‘Some tearing Tragedy full of Fights and Skirmishes’; 1869, J.R.Green, ‘I am in such tearing spirits at the prospect of freedom’;
A Dictionary of Slang and Unconventional English

どうやら tearing spirits で「感情の爆発」といった意味合いのようです。

boisterous good spirits

ひさびさのUS版ではどうなっているかというと、

They tore into a deserted classroom to their left just in time. Peeves seemed to be bouncing along the corridor in boisterous good spirits, laughing his head off.
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban

boisterous は「乱暴な」「ひどく陽気な」。

安定のUS版。いつもながらわかりやっす(笑)

白状しろ、ポッター!

OUT WITH IT, POTTER’ he bellowed. ‘WHAT DID YOU DO?’
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban, P.306 Line -19

ブラックは逃亡するわ、マーリン勲章はもらい損ねるわで、散々のスネイプ。ほんとにブーメラン刺さっちゃいましたね~(´∀`)

英語で読む ハリーポッターとアズカバンの囚人 第19章-2「巨大ブーメラン!?」
ルーピンを魔法で縛り上げ、眉間にまっすぐ杖を突きつけてくるスネイプ。それに対して、ブーメランが刺さるぞと警告するシリウス・ブラック( ̄◇ ̄;)その警告に使われているのは The joke's on you という表現です!

ナンダカややこしそうに見えた out with it の方はというと、フツーに辞書に載ってました~

「白状しろ」「話せ」という意味です。

もうよい、セブルス

That will do, Severus,’ said Dumbledore quietly.
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban, P.306 Lines -9

キレまくりのセブルスを(おそらく内心笑いながら)なだめる、ダンブルドア。

that will do は「それでよい」「それで結構だ」「それで十分だ」。

この場面では「いい加減にしなさい」というニュアンスで使われてますネ

ハリーたちが退院すると、城にはほとんど誰も残っていなかった

When Harry, Ron, and Hermione left the hospital wing at noon the next day, it was to find an almost deserted castle.
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban, P.307 Lines -8, -7

文意はつかめますが、一風変わった構文(・_・;

移動してみると、なんと・・・だった」という解釈でいいのでは?という話が転がってました。
When …, it was to find … という表現について | 英語質問箱 | 580

第11章 ファイアボルト では

上記のWebサイトに書かれている通り、実は第11章 ファイアボルトに同じ表現があります(そのときはスルーしてました…)。

When they went upstairs to the crowded common room, it was to find Fred and George had set off half-a-dozen Dungbombs in a fit of end-of-term high spirits.
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban, P.157 Lines 13 to 15

この部分、日本語版ハリポタがどうなっているかというと、

階段を上り、込み合った談話室に戻ると、フレッドとジョージが、学期末のお祭り気分で、半ダースもの「クソ爆弾」を爆発させたところだった
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人, P. 274

確かに「移動してみると・・・だった」という解釈です。

グリフィンドール寮は三年連続で寮杯を獲得した

Gryffindor house, meanwhile, largely thanks to their spectacular performance in the Quidditch Cup, had won the House Championship for the third year running.
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban, P.313 Lines -10 to -8

for the third year running で「三年連続」。

for three years running という表現も使えるようです。
For three years running | WordReference Forums

アルクを見てたらこんな表現↓もありましたよ♪

わたしは三年連続でクリスマスを一人で過ごす予定だ・・・

on own on Christmas for _th year running
《be ~》_年連続してクリスマスを一人で過ごす
on own on Christmas … の意味・用例 | 英辞郎 on the WEB : アルク

なんという用例をお載せになるのでしょうか・・・。
英作するとこんな感じ?

I would be on my own on Christmas for the third year running.

これは使える表現ですネ! アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \

走る汽車の気流に煽られ、あっちへフラフラ、こっちへフラフラ、でんぐり返ってばかりいる

The owl was so small, in fact, that it kept tumbling over in the air, buffeted this way and that in the train’s slipstream.
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban, P.314, 315

シリウスからの小さなふくろう便が窓から見え隠れしているシーン。

buffet「ビュッフェ」といえばバイキング形式の食事ですが、ここは「繰り返し打ちつける」という意味。

後者の意味はちょっと古めかしい英語で、古英語ならぬ古フランスの、blow を意味する言葉が語源のようです。
Buffet – definition of buffet by The Free Dictionary

タイトルは日本語版ハリポタからの引用です。

ほんとうにチビのフクロウで、走る汽車の気流に煽られ、あっちへフラフラ、こっちへフラフラ、でんぐり返ってばかりいる。
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人, P.563