英語で読む ハリーポッターとアズカバンの囚人 第19章-3「ニーズルの血を引くクルックシャンクス」

実はとっても賢いクルックシャンクス。

動物もどきの変身を見抜くことのできるその能力は、体の半分を流れる魔法動物ニーズルの血のおかげだとか。

ちなみに映画でクルックシャンクスを演じていたのはフツーのペルシャ猫ですが、フサフサ感をUPするために抜けた毛を付け毛してたそうですョ。

わたしの出会った猫の中で、こんなに賢い猫はまたといない

‘He’s the most intelligent of his kind I’ve ever met. He recognized Peter for what he was straight away. And when he met me, he knew I was no dog. …’
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban, P.267 Lines 16 to 21

ロンのクルックシャンクスに対する “狂った猫” 発言に対して、「こんなに賢い猫はまたといない。この猫はピーターと私の正体をすぐに見抜いた」と、猫を擁護するシリウス。

動物もどきの変身を見抜くことのできるその能力は、体の半分を流れる魔法動物ニーズルの血のおかげだそうです。

ニーズル

ニーズルは猫科の魔法動物。毛皮には斑点模様があり、大きな耳とライオンのような尻尾を持っています。その能力は・・・

They have a very high level of intelligence, are independent and occasionally aggressive, and have an uncanny ability to detect suspicious and distrustful people. They can also safely guide their owners home.
Kneazle | Harry Potter Wiki

高い知能を備え単独行動を好み、ときに攻撃的にもなる。そして “疑わしい、信用できない人物” を見抜く力がある

とのこと。

クルックシャンクスは猫とニーズルのハーフなのですが、そのニーズルの血のおかげで動物もどきの変身を見破ることができるといわれています。

参考:
Crookshanks | Harry Potter Wiki

ハリー、私が彼らを殺したも同然だ

‘Harry … I as good as killed them,’ he croaked.
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban, P.268 Line 8

ハリーの告発に対し、いよいよ真実を語ろうとするシリウス。

as good as は「~も同然である」。以前も as good as dead「死んだも同然」というフレーズが出てきましたネ

ピーターの隠れ家にいってみるともぬけの殻だ。しかも争った跡はない

… the night they died, I’d arranged to check on Peter, make sure he was still safe, but when I arrived at his hiding place, he’d gone. Yet there was no sign of a struggle.
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban, P.268 Lines 11 to 13

ハリーの両親が亡くなった夜、ピーターのところに行く手はずになっていたというシリウス。

また出た yet(笑)
ハリポタで学ぶ! yet の7つの意味と使い方

タイトルは日本語版ハリポタからの引用ですが、これって「しかも」なんですかねぇ??

接続詞としての「にもかかわらず」じゃないのかな(・・?)

あ、ワタクシこの辺りまったく詳しくありませんので信用しないでください。しかも、純粋に日本語として読むと、どちらを使っても違和感ないという・・・(´∀`)

やつらは時を待っているのだ、悔い改めたふりをして・・・

They are still plenty out here, biding their time, pretending they’ve seen the error of their ways
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban, P.270 Lines -16 to -14

ヴォルデモートは一度破滅したが、その仲間はまだそこらにいるというシリウス。

bide one’s time は以前も出てきましたが「チャンスが来るのを待つ」。

see the error of one’s way で「自分の過ちに気づく」。

わたしはこれこそ完璧な計画だと思った・・・目眩ましだ

‘I thought it was the perfect plan … a bluff … ‘
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban, P.271 Lines 12

『秘密の守人』になるのはブラックのはずだ という大方の予想を裏切り、ピーターを秘密の守人に仕立て上げてしまったブラック。

bluff「ブラフ」という言葉には、「ハッタリ」「こけおどし」という拭いがたいイメージがありますが、英英辞書で意味を拾ってみるとそうでもなかったり・・・

A bluff is an attempt to make someone believe that you will do something when you do not really intend to do it.
Bluff definition and meaning | Collins English Dictionary

直訳すると、

本当はそうする意図はないにもかかわらず、そのようにみせかける(そのように誰かを信じ込ませる)こと

陽動作戦とか、そんな言葉を連想してしまいますネ

ある意味日本語化されてしまった「ブラフ」の持つステレオタイプなイメージではなくて、もっと広いイメージを持ったほうがよさそうです。

ブラックはハーマイオニーに話しかけられて飛び上がった

‘Er – Mr Black – Sirius?’ said Hermione timidly.
Black jumped at being addressed like this and stared at Hermione as though being spoken to politely was something he’d long forgotten.
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban, P.272 Lines 2 to 5

ハーマイオニーに丁寧に話しかけられて飛び上がらんばかりに驚くブラック。

address という単語もよく出てきますね~。復習用にどうぞ♪
ハリポタで学ぶ! address の5つの意味と使い方

日本語版ハリポタから引用させてもらいますと・・・

「あの - ブラックさん - シリウス?」ハーマイオニーがおずおず声をかけた。
ブラックは飛び上がらんばかりに驚いた。こんなに丁寧に話しかけられたのは、遠い昔のことで、もう忘れてしまったというように、ハーマイオニーをじっと見つめた。
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人, P.481, 482

US版での改変

なんだか久しぶりな気がしますが、この部分がUS版ではどうなっているかというと・・・

“Er – Mr. Black – Sirius?” said Hermione.
Black jumped at being addressed like this and stared at Hermione as though he had never seen anything quite like her.
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban

「おずおず」の timidly は削除され、最後の文は「彼女みたいなのを目にするのは初めてだ」という意味の文章に。

結構な変更だと思いますけれど、あえて変更する理由がわかりませぬ・・・。