英語で読む ハリーポッターと賢者の石 第10章-3「クィディッチのルール」

ラウンダーズのバットによく似た

He handed Harry a small club, a bit like a rounders bat.
Harry Potter and the Philosopher’s Stone, P.124

ウッドからクィディッチの説明を受けるハリー。

rounders はイギリスの、野球によく似た(というか野球やソフトボールの原型といわれる)球技。
ラウンダーズではさすがにピンと来ないせいか、日本語版では「野球」に変更されています。

US版も基本的には「野球」ですが、「短い」バットだということになってました。

He handed Harry a small club, a bit like a short baseball bat.
Harry Potter and the Sorcerer’s Stone

真っ黒で、赤いクアッフルよりは少し小さい

‘These two are the Bludgers.’
He showed Harry two identical balls, jet black and slightly smaller than the red Quaffle.
Harry Potter and the Philosopher’s Stone, P.124

引き続き、クィディッチで使用するボール:ブラジャーの説明です。

jet black

jet black で、「真っ黒」「漆黒」という意味は調べればすぐわかりますが、なぜ jet なのか。

このジェットは、いわゆるジェット機のジェットとは違い、水中に沈んだ樹木が長い年月をかけて化石化したものを指します。和名は黒玉(こくぎょく)。

つまり石炭みたいなもので、色は当然ながら黒いです。

これをピカピカに磨き上げて宝石として使うわけですが、その黒光りするさまから jet black という表現になったのだといわれています。

Bludger

bludger はローリングさんのまったくの造語というわけでもなくて、もともと「怠け者」「アンダマンアジ(魚)」という意味の単語があります。

クィディッチのブラジャーという命名と関係があるのか、ないのかはわかりませんが・・・。

しかし「ブラジャー」といわれると、どうしても下着を連想してしまいますよね!(男性ならずとも)。あまり出くわす機会もないので、スペルと発音を整理しておきますね~

クィディッチのブラジャー:
bludger (blʌdʒə)
下着のブラジャー:
brassiere (brəzíər)

”ラ”の部分が l と r で違っているので、ネイティブが言い損ねる/聞き損ねる可能性はゼロですね。

日本人は危険かも(笑)

問題はやれるかどうかだ

He understood what he had to do all right, it was doing it that was going to be the problem.
Harry Potter and the Philosopher’s Stone, P.125

ウッドからクィディッチの説明を受けて理解はしたけど、ホントにやれるのか心配なハリー。

was doing だの、was going だのでわかりにくいですが、実は

it was (a) that (b)

のシンプルな強調構文で、

(a) にあたるのが doing it、つまりクィディッチをプレイすることで、

(b) にあたるのが that was going to be the problem、つまり問題になることです。