英語で読む ハリーポッターと賢者の石 第1章-1「プリベット・ドライブ」

いつもと変わらないはずのプリベット通りから、ダーズリー氏のアブノーマルな一日がはじまります。

おかげさまで

Mr and Mrs Dursley, of number four, Privet Drive, were proud to say that they were perfectly normal, thank you very much.
Harry Potter and the Philosopher’s Stone, P.7

1章の冒頭、ダーズリー夫妻が自分たちのノーマルぶりをアピールするシーンです。

thank you very much は日本語版では「おかげさまで」  となっていて、ふーんと思ったのですが、実は thank you very much という言葉には木で鼻をくくったような、感じのよくないニュアンスが込められているのかも知れませんね。

あと、細かいですが、Mr や Mrs にピリオドがついてないことに気づきました?

日本の義務教育で教える英語はアメリカ英語なので、ピリオドをつけるよう習いますが、イギリス英語ではMr や Mrs にピリオドをつけません。

  • イギリス : ピリオドをつけない
  • アメリカ、カナダ : ピリオドをつける

ポッター夫人はダーズリー夫人の姉妹だが、もう何年も会っていなかった

Mrs Potter was Mrs Dursley’s sister, but they hadn’t met for several years;
Harry Potter and the Philosopher’s Stone, P.7

原文を読むとわかるとおり、ポッター夫人(リリー)とダーズリー夫人(ペチュニア)は単に姉妹だとしか書かれていないのですが、日本語版ハリポタでは

ポッター夫人はダーズリー夫人の実の妹だが、二人はここ数年一度も会ってはいなかった。
ハリー・ポッターと賢者の石, P.6

リリーが妹だとされています。

さらに、「アズカバンの囚人」以降は、リリーが姉に逆転してしまいます。

なぜそんなにややこしいことになったのかは、日本語版翻訳者(松岡佑子氏)による釈明?もあるらしいですが・・・。

オリジナルのUK版では、二人の関係はずっと単に sister のままで、『ハリー・ポッターと死の秘宝』で初めて、リリーが妹だとわかります(確認はしていませんが、おそらくUS版もUK版と同じでしょう)。

結果的に、この日本語版でのリリー:妹設定は間違いではなかったことになったわけですが、なんだか釈然としませんね。。

こいつらは何かの寄付を集めてるに違いない

these people were obviously collecting for something…
Harry Potter and the Philosopher’s Stone, P.8

ダーズリー氏が変な格好の集団(魔法使い)に囲まれてイライラしているシーン。

collect for で「募金する」という意味。

次のページの、

This lot ware whispering excitedly, too, and he couldn’t see a single collecting tin.
Harry Potter and the Philosopher’s Stone, P.9

collecting tin もそれに関連する言葉で、募金用の空き缶を指します。

ところで、owl:フクロウの発音について

オウルとかオウル○ックとか、巷にあふれる言葉にだまされないようにしましょう。

英語の発音は aul ”ア” ウルです。

そういえば昔、awesome 「すげぇ」 という意味の単語(発音は ”オーサム”)を、”アウェサム” と連呼している某講師の方がいらっしゃいました。

アウェサムって一体何じゃ?と思っていましたが、しばらくして、アッみたいな(^_^;