英語で読む ハリーポッターと賢者の石 第4章-6「ガーゴイルがゴックン?」

“Gulpin’ gargoyles” ガーゴイルがゴックン!?

これも “Gallopin’ Gorgons” と同じで、 Oh, my God! という意味です。

なぜって、そりゃあ、みんな恐がっとるんじゃよ

Gulpin’ gargoyles, Harry, people are still scared.
Harry Potter and the Philosopher’s Stone, P.45

ハリーに、なぜ ”あの人” の名前を呼んじゃいけないの?と聞かれた、ハグリッドのセリフです。

gulpin’ gargoyles は “Oh, my God!” の意味。直前の記事でも登場しています。
英語で読む ハリーポッターと賢者の石 第4章-5「ゴルゴン」

Gulping gargoyles

Gargoyles of Notre-Dame de Paris

gulping は「飲み込む」。

gargoyle は怪物の彫像のことで、建物の軒先につけて雨水の排出口として使われます。ノートルダム寺院のガーゴイルが有名ですね。

「飲み込むガーゴイル」ではちょっと意味がわかりませんけど、通常、ガーゴイルからは水が出てくるものなので、”ヴォルデモート” と言えずに飲み込んでしまう人(魔法使い)との対比として、驚きや恐れをよく表しているという説がありました。

参考:
Proverbs in Harry Potter’s wizarding world: Gulping Gargoyles

日本語版ハリポタでは以下のように訳されています。

どうもこうも、ハリーや。みんな、今だに恐れとるんだよ。
ハリー・ポッターと賢者の石, P.84

ん?「今だに」? 「未だに」じゃなくて?

確かに今もなおという意味では、「今だに」のような。「未だ(に)」は、後に否定文を伴うのか・・・。

日本語も難しいですね。

ひっぱたいてしつけとけば治ってただろうが

I accept there’s something strange about you, probably nothing a good beating wouldn’t have cured
Harry Potter and the Philosopher’s Stone, P.46

バーノンおじさんがハリーに向かって、いかにポッター家(を含む魔法使い)がおかしな連中かを強調しているシーンです。

a good beating wouldn’t have cured が nothing にかかります。

つまり、a good beating が治せないような治せなかったであろうものは nothing である = a good beating があれば治せないものなどない治せていただろう という解釈です。

この文章は if 節はありませんが、主語である a good beating に仮定の意味、「もしひっぱたいてしつけておいたならば」が込められており、仮定法になっています。

記事の訂正について

よく考えると、wouldn’t have cured は仮定法過去完了の従属節なので、記事の内容を上記の通り訂正しました。

タイトルも 「ちゃんとしつけりゃ治るだろうが」から「ひっぱたいてしつけとけば治ってただろうが」に変更しています。

文法的にはこれであってると思うのですが、日本語版ハリポタが、

みっちり叩きなおせば治るだろう
ハリー・ポッターと賢者の石, P.87

となっているのが・・・ はてな(・・?)

自業自得

they were weirdos, no denying it, and the world’s better off without them in my opinion – asked for all they got, getting mixed up with these wizarding types
Harry Potter and the Philosopher’s Stone, P.46

上記と同じシーンから、バーノンおじさんがハリーの両親を激しくディスっているところ。

asked for all they got は、文字通り読み取ると、何かを得た分、代りに要求される というような意味ですね。

日本語版ハリポタでは、「身から出た錆」となっていました。