英語で読む ハリーポッターと賢者の石 第12章-6「クラッカー」

中からは海軍少将の帽子と、生きたハツカネズミが何匹か飛び出してきた

while from the inside exploded a rear-admiral’s hat and several live, white mice.
Harry Potter and the Philosopher’s Stone, P.149

クリスマスパーティで、ハリーがフレッドと魔法クラッカーのひもを引っぱったところ、すごいことが。

the inside は、inside the wizard cracker。

exploded の主語は、後に続く a rear admiral’s … ですが、ここでの explode はそれらが「爆発する」といっているわけではなく、爆発によって前に押しやられるような、そういう強い動きを表現しています。

ハツカネズミは、一般的に「体の色は白で、赤い目」というイメージですが、茶色の野生種なども存在するので、white mice(mouse) は、厳密には「白ねずみ」とかにすべきかもしれません。

日本語版も一般的なイメージを優先してか、「二十日ねずみ」としているようですが。

ダンブルドアは、・・・フリットウィック先生が読み上げるジョークを聞いて楽しそうに笑っていた

Dumbledore had swapped his pointed wizard’s hat for a flowered bonnet, and was chuckling merrily at a joke Professor Flitwick had just read him.
Harry Potter and the Philosopher’s Stone, P.150

ここは日本語版では

クラッカーに入っていたジョークの紙をフリットウィック先生が読み上げるのを聞いて、愉快そうにクスクス笑っていた

となっています。

「クラッカーに入っていた」という表現は、原文の中にはないのですが、イギリスのクラッカーについて調べてみると、その中身には、プレゼント、格言やジョークが書かれた紙などが入っているとのこと。

そういう前提があって、原文では当たり前のこととして省略されていた。
いや、日本語版では補足の説明が追加されたというべきか。

こういうのは、あらかじめ文化や慣わしを知っておかないと訳せないですね。。。