英語で読む ハリーポッターと炎のゴブレット 第3章-1「キラー・ホエール」

ダドリーが young killer whale なみに育っちゃったと聞いて、ミニ『白鯨』を想像してしまいました(・_・;

killer whale は「シャチ」。クジラではないですし、ましてや大鯨が狂気を纏った状態でもありません(笑)

ガリ勉の女々しい男の子なんか息子に持ちたくない

Aunt Petunia always insisted that Dudley was a very gifted boy whose teachers didn’t understand him, while Uncle Vernon maintained that ‘he didn’t want some swotty little nancy boy for a son anyway.’
Harry Potter and the Goblet of Fire, P.29 Lines -11, -8

ダドリーの成績が悪いことに対する、ダーズリー夫妻の言い訳。

swotty は swot「ガリ勉」の形容詞版です。nancy は「めめしい男」。

ダドリーが骨太なだけで、体重だって子犬がコロコロ太っているのと同じ

No matter how much Aunt Petunia wailed that Dudley was big-boned, and that his poundage was really puppy-fat, and that he was a growing boy who needed plenty of food, …(snip)
Harry Potter and the Goblet of Fire, P.29, 30

ダドリーが育ちすぎたことを決して認めようとしないペチュニアおばさん。

puppy-fat は「少年期の一時的肥満」。つまり肥満だとしても一時的なものだという気持ちが込められてるようです。ペチュニアらしさが出てますね!

いちおう、Cambridge English Dictionary からも引用しますと、

fat that a child sometimes has that disappears as the child grows older:
He’s a little overweight but it’s just puppy fat.
puppy fat Meaning in the Cambridge English Dictionary

タイトルは日本語版ハリポタからの引用ですが、puppy-fat を文字通り?「子犬がコロコロ太っている」と訳されている理由は・・・ よくわかりませぬ。

ダドリーがこれ以上栄養をとる必要がないどころか・・・

The school nurse had seen what Aunt Petunia’s eyes – (snip) – simply refused to see: that, far from needing extra nourishment, Dudley had reached roughly the size and weight of a young killer whale.
Harry Potter and the Goblet of Fire, P.30 Lines 4 to 9

ペチュニアおばさんのダドリーを見る目はふし穴だけど、養護の先生にはお見通しだったというシーン。日本語版ハリポタではどうなっているかというと、

養護の先生は・・・(省略)・・・ダドリーがこれ以上栄養をとる必要がないどころか、体重も大きさも小鯨並みに育っていることを見抜いていた。
ハリー・ポッターと炎のゴブレット, P.43

必要がないどころか??

far from needing extra nourishment は、

ダドリーがこれ以上栄養をとる必要があるどころか

という意味です。「必要がないどころか」は・・・単なる誤訳ですかネ(・・?)

小鯨並み??

killer whale は鯨殺しってことで「シャチ」です。
young killer whale がなぜ「小鯨」になっちゃってるのかは・・・ 脚色ですかネ(・・?)