英語で読む ハリーポッターと炎のゴブレット 第7章-12「うわさをすれば影」

talk of the devil で「うわさをすれば影」。

その昔、「悪魔」という言葉を口にすると実際に「悪魔」を呼び寄せてしまうと信じられていたことが、この言い回しの背景にあるそうです。

みんながヴォルデモートのことを名前じゃなくて you-know-who と呼びたがるのも同じ理屈(迷信)ですネ。

うわさをすれば影

‘Barty Crouch keeps saying that,’ said Bagman, his round eyes widening innocently, ‘but we really can’t spare anyone at the moment. Oh – talk of the devil! Barty!’
Harry Potter and the Goblet of Fire, P.83 Lines 1 to 3

バーティ・クラウチのことを口にしたとたん、ご本人が「姿現わし」で登場というシーン。

Talk of the devil

talk of the devil は「うわさをすれば影」。

このイディオムは短縮形で、省略部分を補うとこうなります。

Talk of the devil, and he is sure to appear.

Speak of the devil

なお Wikipedia には Speak of the devil として載ってますが、ともに同じ意味で、Talk バージョンの方が昔ながらの古風な表現のようです。

日本語版のページは存在しないようなので、Wikipedia 英語版から引用&超訳しますと…

前半:

Deriving from the Middle Ages, this proverb (which was, and to a certain extent still is, rendered as “Talk of the Devil…”) was a superstitious prohibition against speaking directly of the Devil or of evil in general, which was considered to incite that party to appear, generally with unfortunate consequences. Its first printed usage in modern English can be found in Giovanni Torriano’s Piazza Universale (1666), as “The English say, Talk of the Devil, and he’s presently at your elbow.”
Speak of the devil – Wikipedia

このことわざの起源は中世までさかのぼる。当時、「悪魔」という言葉を口にすると実際に「悪魔」を呼び寄せてしまうと信じられていたことから、そういう言葉を口にしてはいけないという迷信じみた禁忌を指す表現だった。このことわざが近代英語として最初に登場した出版物は、ジョバンニ・トリアーノの『Piazza Universale』(1666年)である: “The English say, Talk of the Devil, and he’s presently at your elbow.”

後半:

The phrase lost its overt message during the 19th century, during which it became a warning against eavesdroppers (“No good of himself does a listener hear, / Speak of the devil he’s sure to appear”), and by the 20th century had taken on its present meaning.
Speak of the devil – Wikipedia

この表現は、19世紀中には文字通りの意味から盗み聞きに対する警告の意味に変わり、20世紀には現在使われているような意味を持つようになった。

Piazza Universale

そのジョバンニ・トリアーノの『Piazza Universale』ですが、これ↓ポイです。

Bonhams : TORRIANO, GIOVNNI, Piazza universale di proverbi italiani

著作権切れのデジタルライブラリーかと思いきや、オークションで¥5万とか( ̄◇ ̄;)

中身をのぞいてみたかっただけなんですけどっつ

どうしてもという方向け:まさかのアマゾンにもありました~

いやまさすがに買いませんけども、いまだに出版されてる(売られてる)ってところがスゴイですね。