Giant tube worms

英語で読む ハリーポッターと秘密の部屋 第9-2章「チューブワーム」

チューブワームが「フジツボ」て。それはない気がする・・・。

こんな事件を起こした変質者は捕まえて、すぐに学校から追い出してくれるさ

They’ll catch the nutter who did it and have him out of here in no time.
Harry Potter and the Chamber of Secrets, P.111

事件に怯えているジニーを励ますロン。

nutter はイギリス英語の俗語で「変わり者」「狂人」。

久々にUS版情報ですが、US版では nutter → maniac に変更されていました。

ハリーは居残って、机からチューブワームをこすり落とすよう言いつけられた

Harry had been held back in Potions, where Snape had made him stay behind to scrape tubeworms off the desks.
Harry Potter and the Chamber of Secrets, P.111

魔法薬の授業が終わった後の、スネイプのいやがらせ?

tubeworm

Giant tube worms

tubeworm は日本語版ハリポタでは「フジツボ」となっていますが、深海の熱水噴出孔や冷水湧出帯周辺に生息する、名前の通りチューブ状の生物です。

あとたったの6センチなんだ、頼むよ

‘I only need another two inches, go on …’
Harry Potter and the Chamber of Secrets, P.112

ロンがハーマイオニーに宿題のことで泣きついているところ。

この go on は do it の意味で使われています。「やれよ」「やってくれよ」「やってみろよ」などなど。

実はこの部分はUS版では以下のように変更されていて、

‘I only need another two inches, come on …’

初心者に優しい表現となっています(^_^;

come on と来れば、映画でもさんざん使われるセリフですし、すぐにピンと来ますね! 実は、私もUS版をチェックするまでは悩んでた口ですけど・・・。

日本語版ハリポタでは go on が、もういいから(ハーマイオニーのやってることを)続けろよという意味にとられたようで、以下のような訳になっていました。

「あとたった六センチなんだけどなぁ。いいよ、いいよ・・・」
ハリー・ポッターと秘密の部屋, P.222

荒唐無稽な話

However, the legend of hich you speak is such a very senstional, even ludicrous tale …
Harry Potter and the Chamber of Secrets, P.113

秘密の部屋について聞き出そうと必死のハーマイオニーに対するビンズ先生のセリフ。

ludicrous は「バカげた」「おかしな」「滑稽な」ですが、よく似た語感(と意味)の ridiculous を連想する人も多いのではないでしょうか?

ludicrous と ridiculous の違いについてはこちらをご覧ください
ハリポタで学ぶ! ludicrous と ridiculous とリディクラス

ナンセンス、オフラエティ君

‘Nonsense, O’Flaherty,’ said Professor Binns in an aggravated tone.
Harry Potter and the Chamber of Secrets, P.115

ビンズ先生がシェーマス・フィネガンのことを間違えて呼んでいるシーンです。

O’Flaherty というのは、Wikipedia によるとアイルランドのゲール人の氏族のことだそうです。

O’Flaherty (Middle Irish: Ó Flaithbheartaigh; Modern Irish: Ó Flaithearta), is an Irish Gaelic clan based most prominently in what is today County Galway.
Ó Flaithbheartaigh – Wikipedia

オフラエティ というカナ表記は、Liam O’Flaherty という、これまたアイルランドの小説家の名前がネット上で「リアム・オフラエティ」として記載されていたことから、それに倣いました。。

日本語版ハリポタでは「オッフラハーティ」となっているようです。

ま、O’Flaherty の実際の発音を聞いたこと無いですし、そもそも外国人の名前のカナ表記は揺れますからねぇ。。