英語で読む ハリーポッターと秘密の部屋 第16章-5「あごひげの魔女」

バンドンのバンシーを退治したのはロックハートじゃなくて、あごひげを生やした魔女だった という事実はなかったことに・・・。

ギルデロイ・ロックハートの名誉を守るための出版社の陰謀か?(笑)

バンドンのバンシーを追い払った魔女ときたら、あごひげを生やしてたんですよ

And the witch who banished the Bandon Banshee had a hairy chin.
Harry Potter and the Chamber of Secrets, P.220

ロックハートの ”オトナ” な事情がつまびらかに。
「みんなビジュアルがダメダメだから、オレがやったことにして本を売って(やって)るんだぜ!」的な。

この文章も日本語版ハリポタでは訳出されてない訳抜けなのですが、P.216の文章に引き続いてとなると、ミスじゃなくて意図的ってことなのでしょうかね??

でもそうなのだとしたら、こういう恣意的な編集はして欲しくないないですねぇ。。

だいたいこの程度カットしたところでオリジナリティが損なわれるだけで、何も変わり映えしませんし。

hairy chin

この hairy chin という表現、最初は harelip だったのが、恐らくは障害を持つ方への配慮のために出版社により変更されたものだそうです。

In the original text, the term is “witch with a harelip.” In 2004, Bloomsbury officially amended the original text to say “witch with a hairy chin,” presumably because the original was deemed offensive to some people.
The Harry Potter Lexicon

2003年以前に出版された Harry Potter and the Chamber of Secrets をお持ちの方は確認してみてください。

ところで harelip は hare lip とも書きますが、「三つ口」「兎唇としん」のこと。

この単語、ご記憶の方もいらっしゃるかと思いますが、パーセルマウスの語源のところでも出てきました。
英語で読む ハリーポッターと秘密の部屋 第11章-6「パーセルマウス」