Bunworth Banshee by Thomas Crofton Croker, 1825

英語で読む ハリーポッターと秘密の部屋 第2章「ドビーの警告」

ドビーのおせっかいのおかげでメイソン夫人はバンシーのように叫びながら家を飛び出し、ハリーは鉄格子の中に。

挿絵は、18世紀のアイルランドで Reverend Charles Bunworth という地元の名士(ハープ奏者)の元に訪れて、死を告げたバンシー(を19世紀に Thomas Crofton Croker が描いたもの)。

詳しい話を知りたい方はこちらをどうぞ
Bunworth’s Banshee | Transceltic – Home of the Celtic nations

ドビーはうなずいた

‘You can’t have met many decent wizards,’ said Harry, trying to cheer him up.
Dobby shook his head.
Harry Potter and the Chamber of Secrets, P.16

ハリーに優しくされて大感激のドビー。「これまで親切な魔法使いにあまり会わなかったんだね」と言われたときの反応が、Dobby shook his head.

機械的に訳してしまうと「ドビーは首を振った」となり、(日本語では)ハリーの発言を否定したことになってしまうので注意が必要ですね!

英語では否定文の同意は、NO = 首を振る です。

直前のハリーの発言は否定文なので、ドビーの首を振るしぐさも、ハリーの言ったことに同意した、つまり「ドビーはうなずいた」と訳す必要があります。

しかしハリーはまったく見当がつかなかった

Harry, however, was completely at sea.
Harry Potter and the Chamber of Secrets, P.18

ドビーの伝えようとしている危険が、何に関係しているのかまったく見当つかないハリー。

at sea で「途方にくれて」、「わからなくて」という意味です。

日本人ゴルファーのジョークのおちを台無しにしおって

You’ve just ruined the punchline of my Japanese-golfer joke …
Harry Potter and the Chamber of Secrets, P.19

あ~ぁ、また西洋人の悪い癖が出ちゃいましたね~。必ず戯画化された東洋人が出てくるという・・・。ま、この後アメリカ人も槍玉に挙げられてますけどね。そこは英国人ならでは(笑)

そういえばグランブルーも、アレなシーンが挿入されてたなぁ。
ま、そこさえ気にしなければいい映画なんですけどね。

あ、アメリカ人をディスってるのはココ↓

From the dining room he heard Uncle Vernon saying, ‘… tell Petunia that very funny story about those American plumbers, Mr. Mason. She’s been dying to hear …’
Harry Potter and the Chamber of Secrets, P.20

plumber は「配管工」「鉛管工」。

メイソン夫人はバンシーのような叫び声をあげ、狂ってると叫びながら出て行った

Mrs Mason screamed like a banshee and ran from the house, shouting about lunatics.
Harry Potter and the Chamber of Secrets, P.21

クリスマスプディングの大惨事に続いてフクロウの襲撃?で終わってしまったバーノンおじさんの夢。

banshee は泣き叫ぶ妖精です。

バンシー(banshee、bean sidhe)は、アイルランドおよびスコットランドに伝わる女の妖精であり、家人の死を予告すると言われている。
バンシーの泣き声が聞こえた家では近いうちに死者が出るとされるが、どの家にでも現れるというわけではなく、純粋なケルトやゲール系の家族のもとにしか来ないともいわれる。
バンシー – Wikipedia

ファンタジーものがお好きな人にはなじみのある言葉と思いますけど、日本語版ハリポタからはサックリなくなってましたよ・・・

メイソン夫人はギャーッと叫び声をあげ、ダーズリー一家は狂っている、と喚きながら飛び出していった。
ハリー・ポッターと秘密の部屋, P.32

でも、どうせバンシーはこの後何度も出てくるんですけどね~